「…うつすとかじゃなくて、
君の体調が心配だ。

毎日、毎日遅くまで仕事して、
病院に泊まり込んで。

心配な患者さんって結菜ちゃんだろ?
今日は俺が診るし
大丈夫、怖がらせたりはしないから

だから休むのは先輩命令。」


俺と結菜のことはこの病院の人は
知っているから、俺を安心させるよう
そう言ってくれる。

怖がっちゃうかもしれないけど
先輩なら経験豊富だし
なんとか大丈夫かな?

結菜ごめん
すぐ治して結菜のところ行くから………頑張ってくれ。


「………結菜のこと
よろしくお願いします」


「ああ、任しといて
あとおだいじにな」


「ありがとうございます」

ペコリと頭を下げて帰った。