「はい、大丈夫そうだね。

じゃあ、ここから出て良いよ。」


「やったぁー! 陽翔っ」


ビニールから出ると、
陽翔に抱きつく。

するとすぐに陽翔も抱きしめて
くれて


「…よしよし、よく、頑張ったな

ずっとこうやって
結菜のことをギューしたかった
大好きだよ。」

そう言ってくれた。


陽翔の体温が伝わってくる。

「…私も、すごく寂しかった。
大好き。」

……安心して
涙がポロりとこぼれてしまって
陽翔の胸に顔をうめた。