「いきなりすぎだよ、暁斗」
「だって、今までずっと言うのを我慢してたから。つい言いたくなるんだよ」
――そうだったんだ。
だから最近の暁斗は、息を吸うみたいに甘いことを言ってくれるんだ。
だけどね、私だって。
私だってそうなんだよ、暁斗。
「……すっごくわかる。わかりすぎる」
「え、マジで?」
「うん。私もそうだよ。ずっと我慢してたんだからね、今まで」
「じゃあもう、我慢しないで。言って」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいけど……頑張る」
私は深呼吸をして、暁斗に視線を合わせた。
まっすぐに、一直線に、大好きな彼を見つめる。
「大好きだよ、暁斗」
私が心からの想いを告げると、暁斗の瞳に私に対する愛しさが宿ったように見えた。
彼はに向かって、ひどく優しい笑みを向ける。
私が微笑みを返すと、暁斗は私の手のひらを握ってきた。
私は固く握り返す。
そして、彼が空を見上げたので、同じように仰ぐ。
雲ひとつない晴天に、視界が支配された。
何年たっても何十年経っても。永遠とも思える長い時間、この空は変わらずに私たちの頭上にあるのだろう。
――私たちの本当の恋も。
ずっとずっと、この世界に存在し続けますように。
私は繋いだ手の先の暁斗の温もりを感じながら、強くそう願ったんだ。
Fin.
「だって、今までずっと言うのを我慢してたから。つい言いたくなるんだよ」
――そうだったんだ。
だから最近の暁斗は、息を吸うみたいに甘いことを言ってくれるんだ。
だけどね、私だって。
私だってそうなんだよ、暁斗。
「……すっごくわかる。わかりすぎる」
「え、マジで?」
「うん。私もそうだよ。ずっと我慢してたんだからね、今まで」
「じゃあもう、我慢しないで。言って」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいけど……頑張る」
私は深呼吸をして、暁斗に視線を合わせた。
まっすぐに、一直線に、大好きな彼を見つめる。
「大好きだよ、暁斗」
私が心からの想いを告げると、暁斗の瞳に私に対する愛しさが宿ったように見えた。
彼はに向かって、ひどく優しい笑みを向ける。
私が微笑みを返すと、暁斗は私の手のひらを握ってきた。
私は固く握り返す。
そして、彼が空を見上げたので、同じように仰ぐ。
雲ひとつない晴天に、視界が支配された。
何年たっても何十年経っても。永遠とも思える長い時間、この空は変わらずに私たちの頭上にあるのだろう。
――私たちの本当の恋も。
ずっとずっと、この世界に存在し続けますように。
私は繋いだ手の先の暁斗の温もりを感じながら、強くそう願ったんだ。
Fin.



