甘すぎるキミと秘密のカンケイ!?

「そっかあ。よかった」

「花梨はいいお嫁さんになれる」

「あはは、暁斗がお嫁さんにしてくれるの?」


 あまりにも自然に言ってきたので、私は卵焼きを箸でつまみながら冗談で返した。

 ――すると。


「そうだね」


 暁斗は箸を動かす手を止めて、私をじっと見つめながら言った。

 はっきりと、断言するように。

 思わず卵焼きを箸の間から落としてしまう私。

 お弁当箱の中に落下したから、セーフだったけれど。

 ――ニセモノだった私たちの一年間。

 それが本物になって、まだ数週間。

 ずっとずっと、私たちがおじいちゃんやおばあちゃんになるまで、本物でいられると思っていいの?

 ……思っていいんだよね、暁斗。


「好きだよ、花梨」


 暁斗に見つめられながらそんなことを考えていたら、何の前触れもなくそう言われた。

 もちろん嬉しかったけれど、あまりに唐突だったので私は小さく笑ってしまった。