*
屋上にはすでに暁斗が居た。
フェンスに背中を預けて、空をぼんやりと見ながら座り込んでいた。
人はまばらだったけれど、友人同士で昼食を取っていたり、バレーボールをしているグループなんかがいた。
「ごめん、遅くなって」
言いながら、暁斗の隣に座る。
彼の手元には、約束通りいちご牛乳があった。
「いや、別にそんなに待ってない。はい、いちご牛乳」
「ありがとう! じゃあこれ、今日のお弁当です」
いちご牛乳と交換で、ブルーのランチクロスで包んだお弁当を、いつものように暁斗に渡す私。
中学生になったくらいに、私のお母さんはパートタイムで働き始めた。
それで家事の手伝いをしているうちに、私はいつの間にか料理を一通りできるようになった。
以前からお弁当も毎日自分で作っていたのだけれど、暁斗と付き合い出してからは彼の分も作ってあげることになったのだ。
「相変わらずおいしい」
ひと口食べて、淡々とだけどどこか優しく暁斗は言った。
彼は毎日、私のお弁当をかかさず褒めてくれる。
私はその度に嬉しくなってしまうのだった。
屋上にはすでに暁斗が居た。
フェンスに背中を預けて、空をぼんやりと見ながら座り込んでいた。
人はまばらだったけれど、友人同士で昼食を取っていたり、バレーボールをしているグループなんかがいた。
「ごめん、遅くなって」
言いながら、暁斗の隣に座る。
彼の手元には、約束通りいちご牛乳があった。
「いや、別にそんなに待ってない。はい、いちご牛乳」
「ありがとう! じゃあこれ、今日のお弁当です」
いちご牛乳と交換で、ブルーのランチクロスで包んだお弁当を、いつものように暁斗に渡す私。
中学生になったくらいに、私のお母さんはパートタイムで働き始めた。
それで家事の手伝いをしているうちに、私はいつの間にか料理を一通りできるようになった。
以前からお弁当も毎日自分で作っていたのだけれど、暁斗と付き合い出してからは彼の分も作ってあげることになったのだ。
「相変わらずおいしい」
ひと口食べて、淡々とだけどどこか優しく暁斗は言った。
彼は毎日、私のお弁当をかかさず褒めてくれる。
私はその度に嬉しくなってしまうのだった。



