ギャルゲーオタクの幼馴染にアタックする私の物語

「違うよ。私もアカリちゃんの魅力に気付いちゃったっていうか....だから1日だけ、このゲームをしてアカリちゃんのことを知りたいなぁ~なんて」



あからさまな嘘をついてみる。



「そうか。お前もようやくアカリの良さに気付いたんだな! それなら今日だけ特別に貸してやる。特別にだからな? 明日には絶対返せよ」


「はーい!」


少し罪悪感はあるものの、そんな単純な嘘に引っかかる黒炎君は可愛い。



「貸してくれてありがと! じゃあ、また明日学校でね!」



「おう、また明日な」



私は黒炎君と別れ、家に帰ってすぐにアカリちゃんを選択し、ゲームを開始した。