ギャルゲーオタクの幼馴染にアタックする私の物語

「おま....なに、いって....」



「....っ....」



直接目の前に居るわけではないのに、私にも黒炎君と同じように怖いという気持ちになった。これがヤンデレってやつ? ゲームで見るよりも、百倍怖いんですけど....。



っていうか黒炎君はヤンデレが大の苦手。
今のゲームで何百回もヤンデレルートにいったため、見るのも嫌だと、この前言っていた。



助けてあげたい....でも、恐怖で足が動かない。



「動け、足!」



私は震えていた足をバシッと叩き、すぐさま黒炎君を守るように彼の前に立った。



「ちょ、あなた誰? そこ邪魔なんだけど」



「うっ....どき、ません! 私は、彼の幼馴染みです!」



「朱里、お前どうして」



「助けに来たの。どうしてって....好きな人が困ってたら助けるのって当然じゃない?」



私は両手を大きく広げ、精一杯、黒炎君を守る体制をとった。