その後、専務は急ぎの書類だけに目を通すと、お昼も食べずに出かけて行った。
専務にとって、今は正念場。
人生の中で何度か訪れる試練の時。
「大丈夫、きっと大丈夫」
誰もいない執務室で、私は呟いた。
人間なんて、幸せも不幸も人生の中での比率はそう変わらない。
幸せが訪れれば、必ず不幸もやってくる。
それをどう感じるかは人それぞれとして、幸せばっかり、不幸ばっかりなんて人生はありえない。
だから、
「きっと大丈夫だから」
もう一度口にして、ぎゅっと手を握りしめた。
これは私の子供の頃からの癖。
イヤなことや辛いことがあったとき、こうして口に出すことで自分自身に言い聞かせてきた。
さあ、こうしてばかりもいられない。
少しでも専務の役に立つように、私も何かしよう。
パソコンを立ち上げ、さっき専務からもらったばかりのパスワードで社内システムにアクセス。
うぅーん。
さすが、昨日までは入れなかった情報にも簡単にアクセスできる。
まずは、新規事業の進行状況と、取引先の会社について。
後は、河野副社長。
最近の動きと、資金の流れについて調べてみよう。
きっと何か出てくるはずだから。
専務にとって、今は正念場。
人生の中で何度か訪れる試練の時。
「大丈夫、きっと大丈夫」
誰もいない執務室で、私は呟いた。
人間なんて、幸せも不幸も人生の中での比率はそう変わらない。
幸せが訪れれば、必ず不幸もやってくる。
それをどう感じるかは人それぞれとして、幸せばっかり、不幸ばっかりなんて人生はありえない。
だから、
「きっと大丈夫だから」
もう一度口にして、ぎゅっと手を握りしめた。
これは私の子供の頃からの癖。
イヤなことや辛いことがあったとき、こうして口に出すことで自分自身に言い聞かせてきた。
さあ、こうしてばかりもいられない。
少しでも専務の役に立つように、私も何かしよう。
パソコンを立ち上げ、さっき専務からもらったばかりのパスワードで社内システムにアクセス。
うぅーん。
さすが、昨日までは入れなかった情報にも簡単にアクセスできる。
まずは、新規事業の進行状況と、取引先の会社について。
後は、河野副社長。
最近の動きと、資金の流れについて調べてみよう。
きっと何か出てくるはずだから。



