1泊2日の旅行から帰ってすぐ病院へ

先生に聞きたいことがありすぎて、早めに行くも待ち時間40分。

日が暮れて真っ暗になってから呼ばれた

最後に呼ばれるのもはや定着化してる

そんなに先生、楓と雑談したいのかな⁇笑笑

新「大竹楓さん、2番へどうぞ〜」

ガラガラッ

楓「こんにちは。」

新「こんにちは。髪伸びたね⁇ 半年ぶりだっけ⁇」

一瞬⁇ってなったけど冗談に気づく

楓「先生いつもすぐ冗談言うよね⁉︎」

荷物置きながらツッコミ入れる

新「冗談でした笑笑 元気⁇」

楓「元気じゃない。健康診断でヘモグロビン足りないって書かれてさー」

新「貧血⁇ 用紙ある⁇」

先生に用紙を要求されて出す

新「ヘモグロビン足りねぇーって書かれてさー笑笑」

あのさ、揚げ足取らなくていいから‼︎

楓「今までA判定だったのが、初めてC判定貰っちゃって笑笑」

新「どれ? あー大丈夫だよ。1桁になったらまずいけど。女性あるあるだからね。」

楓「許容範囲⁇ けど、仕事しててフラフラするし、座ってる時もふらっと来るんよ⁇」

新「もしかしたら血圧じゃない?BMI低すぎ。痩せすぎ! 痩せてることはいいことなんだけどね?」

結果見ながら言いたい放題言ってくる

楓「食べでもさ、体重増えないの。」

新「甲状腺だったら、体重増えるからなー…。ストレス⁇」

楓「わかんないけど…。」

新「コピー取らせて?」

楓「はい…」

新「前回は台風でしんどかったのか…」

先生の独り言遮るように次の話題を出す楓

楓「それから朝ご飯食べてからお腹痛くて、下痢してるんだよね…朝までみなかみの方に出かけててさ」

新「温泉でも入って来たの?いいね。 で、今も痛いの?」

楓「若干痛い…」

新「ちょっとお腹触らせて?」

ベッドに寝かせようとしたけど、ミニスカ姿の楓を見て座ったまま触診

左手を腰に添えて、右手で押し始める

お腹が張ってるところを見つけた瞬間

新「ここ痛いでしょ⁇ お腹張ってるもん」

みぞおちのあたりを右手で押しながら、楓に聞く

さっきより力を入れて押し始める

楓「痛い‼︎痛い‼︎痛い‼︎」

痛すぎて悲鳴

新「胃腸炎になってるね…。」

楓「また〜⁇」

新「熱は⁇」

楓「ない」

新「前抗生剤出したんだっけ?」

楓「先生ウイルス性って言うから、出されてない」

新「俺も胃腸炎の時は抗生剤飲んでないな。 飲んでも整腸剤ね! 下痢どめとか正露丸絶対ダメだから‼︎」

すぐ下痢止めの話するんだから。そんな真顔で言わなくても、ちゃんと先生の言いつけ守ってるんだけどなー

楓「飲んでないよ…」

新「とりあえずビオフェルミン渡すから、飲んで?
明日と土曜日居るから、ダメだったら来て?」

楓「わかった…」

新「何食べたの?」

楓「朝はミートボール・白米・スクランブルエッグ…そう!スクランブルエッグ食べたら下痢になったの!」

新「食べてすぐはならないよ笑笑 吐くもん。考えられるとしたら昨日の夕飯…」

楓「昨日の夜は、越後湯沢でへぎ蕎麦食べた」

新「へげ蕎麦?」

バカにして来るんだからー‼︎

楓「へぎ蕎麦‼︎」

新「越後湯沢って…随分遠くまで行ったんだね? おそらく蕎麦かな⁇」

先生、越後湯沢どこか絶対分かんなかったなー笑笑

楓「そっか…」

新「吸入はどうする?」

楓「メプチンはあるからいらない」

新「メプチンは要らないのね。あとはいつも通り出しておくね!」

まだまだ聞くことがあって、楓の質問は続く

楓「先生、4回目のワクチンどうしたらいい? クーポン来ちゃって…」

新「4回目は任せる。俺は打たないけど。オミクロンは死なないからね。むしろワクチンの副作用の方が怖い。インフルのワクチンも俺は打たないし。薬があるから」

医療従事者って強制じゃないの?

楓「なるほどねー…楓もさ、3回目の時、1週間くらいだるかったんよ」

新「それコロナと同じですよ!… 2価ワクチンの方は喘息もあるし、打っといてもいいんじゃない?」

曖昧な答えで余計悩む

楓「わかった。あとまだ聞きたいことあって…」

珍しいぐらい話しまくる楓

新「どうぞどうぞ」

楓「テレビでさ冬の発熱外来、基礎疾患と高齢者・小学生以下に限定するって言ってたんだけど?」

新「喘息は基礎疾患だし、かかりつけ医で診てるんだから来て?」

よかったーキットで自分で調べなさいとかじゃなくて…

楓「高熱出たら電話すれば良いの?」

新「もちろん。だけど、前みたいになるから俺ってアピールして⁇ じゃないとすぐ始まるからさー。」

※前回とは…あのPCR胃腸炎事件のこと。コロナ陰性なのに腹痛・吐き気・下痢をしてる楓を診察しないで帰らせようとして、楓が受付に苦情を入れたら新出先生慌てて飛んできて、ガチで怒られるも結局重い胃腸炎で点滴2時間半だったっていう…

周りの様子を伺いながら愚痴って来る笑笑

楓「だよねー。」

ちゃんと対策考えてくれてるから安心

新「俺なんかはさ医者になりたくてなったんだけど、ここに居る人は仕事だからって思ってやってる人居てね…。言っても聞かないんだよ…。診察して終わりじゃないんだよね。世の中にはそういうお医者さん多いから、ハズレ引いた患者さん気の毒で…。 難しい話だけど、分かる?」

楓「今までの病院はそういうお医者さんばっかりだった。 どこにでも居るよね…」

新「まあそんなことだから、消化の良いもの食べてね? ダメだったら来ること。」

楓「はい。ありがとうございます♪」

新「お大事に。」