あっという間に年末

早いなー

ゲッホゲッホ…うん?

ゲッホゲッホ…風邪ひいたかな?

鶯線降りてから寒気するし、頭痛い

卒論だから寝てるか…

とうとう限界でお昼前、ひと眠り

お昼休みになり外出

うーん頭痛ーい! しかも腰も痛い

何これ? まさかインフル?

だけど、放課後スキーツアーの説明会あるから早退できない

仮に早退したら、午後新出先生いるから点滴されるな…

考えただけでゾッとしたから強行突破

私の悪いとこ、はい無理をする

午後も頭痛いし、みるみる体がだるくなるのがわかる

熱も相当高いな

説明会終わってバイトへ

ひたすらレジだからなんとかなるな

辛子線降りたとき、意識が遠のく…

ダメダメこんなところでぶっ倒れたら…

何とか意識を保ちパンダ駅で始発列車を待つ

恐る恐る体温測ってみることに

熱発してるのは間違いない

「38.4」

あーあ、終わった。 バイト休んだところで病院間に合わないから強行突破

本日の無理2回目

バイト先に着き、ポカリスウェットを買う

スポーツドリンク飲めば下がるだろう

考えが甘かった

「楓ちゃん! 顔色悪いよ? 暑いし、熱測ってみた?」

こー言われたら測るしかないよね?

「38.7」

まだ上がるな…

楓「熱発してました、9度近いです…」

「楓ちゃん、早退していいよ? りょうもうまで帰るの大変だから…熱が高くならないうちに帰りな?」

楓「お言葉に甘えて帰らせてもらいます…すみません…」

これインフルだな? 

症状的に今までインフルで経験したことない強烈な痛みだけど…

とにかく痛すぎる

ママ迎えにきてくれるかな?

楓「具合悪いから帰る」

坂東太郎の境で返信がきた

母「わかった。熱発してるのか? インフルかもしれないから帰ったら急病センター行こう。迎えには行けないから自力で帰ってきて」

うわー鬼だ

しかも駅から自転車ってぶっ倒れちゃうよ?

自転車もうまく漕げない

家が遠く感じる

母「楓! 大丈夫か?」

ママを見て安心してしまった

意識が遠のきそう…

何とか保ち検温

「39.0」

めっちゃあがってる

一体何度まで上がるんだ?

翌日、新出先生のところ行くのも考えたけど、この調子だと点滴に入院って言われるの確実だったから夜間急病センターへ

医「熱発して6時間ちょいか? インフルの検査で陰性になるかもしれないけどいい?」

もう辛いから早くして

看「インフルAです!」

検査キットに入れてから5分もしないうちに出るとか早すぎか⁉︎

医「インフルAね! 喘息は出てないから大丈夫だけど、吸入忘れずにね。解熱剤は6時間おきに使って下さい。使いすぎは注意です」

やっちまった

どこでもらったんだろ?

謎すぎ

隔離部屋で寝る

ママに氷枕頻繁に交換してもらったけど、熱がどんどん上がる



明け方3時

暑さと息苦しさで目が覚める

めっちゃ息苦しい…

息できない…

ハアハア…

ゆっくり呼吸を整えて眠りにつく

母「楓? ご飯食べれるか?」

もうそんな時間なんだ

楓「お粥なら」

検温

「39.5」

うふぇーこれまずいでしょ?

ゲッホゲッホ

喘息誘発されるし

学校に電話

楓「昨日の夜、インフルになりました」

先「えっ⁉︎ 昨日は普通に学校来てだんだよね?」

先生めっちゃ動揺

先「とりあえず就活終わったあとでよかったね! スキー行かれなくなっちゃうからゆっくり休んでね!」

ホント先生の言う通り