初恋ラプソディ

翌日は、マリン体験。

私たちはシュノーケリングを選択し、みんなで海の中を覗いた。

近くで同じようにシュノーケリングをしている高校生のお姉さんたちは、カラフルなビキニを着用。

かたや私たちは、全く色気のないスクール水着。

男子の視線は、海の中3割、お姉さん7割だった。

「いや〜ね〜。男子のいやらしい目。」

美由紀がわざと男子に聞こえるように言う。

「ね〜!」

私たちも同意するが、男子は意に介さず、お姉さんに釘付けだった。

そんな時、不意に私の足がつった。

「あ痛っ!」

「何? 美音、どうした?」

美由紀が心配してくれる。

「足!足がつった!」

幸い、まだ足がつく浅瀬。

つった右足を庇いながら、左足で立とうともがいた。

すると、近くにいた友哉が、

「ほら、掴まれ。」

と私の腕をとって、自分の首に回してくれた。

私は、友哉の首に掴まって、なんとかバランスを取りながら、つった右足の親指を手前に引こうと手を伸ばした。

その瞬間、私の体は宙に浮いた。

友哉が私の体を抱えて海岸に向かって歩いていく。

「友哉、大丈夫。
すぐに治るから。
重いし、そこまでしてくれなくても。」

私は焦って言うが、友哉は一向にやめようとはしない。