初恋ラプソディ

そして、出た結果は…

数学88点、理科85点、社会75点、英語70点、国語68点、合計386点!

やったぁ!

私は早く奏先輩に言いたくて仕方なかった。


次の土曜日。

「こんにちは。」

と奏先輩が玄関に入るなり、私は言った。

「奏先輩! やりました! 380超えました!」

すると奏先輩は笑って、

「おめでとう。
な、だから森宮ならできるって言ったろ?」

と私の頭をくしゃっと撫でた。

「はい! ありがとうございました。」

「じゃ、今日もエレクトーンからやろうか。」

「はい。」

私たちは、今日も楽しくエレクトーンを弾く。

楽譜もほとんど完成し、弾きながら少しずつ手直しをしている。

エレクトーンが終わると、学年末テストは終わったけれど、次に向けて勉強をする。

最近、私は勉強が楽しくなってきた。

最初は嫌だった勉強も、分かるようになると楽しくなるから不思議。

2時間みっちり勉強をした後、奏先輩が言う。

「遊園地、いつにしようか?」

ほんとに行けるの?

「私はいつでも… 」

「明日って言いたいけど、部活あるしなぁ。
次に部活がないのは… 」

奏先輩は暫く考えて、

「ない!
春休みの立ち入り禁止期間になるまで全部
入ってる。
どうする?森宮。
2人でさぼるか?」

といたずらっ子のように笑った。

「え!?」

奏先輩が部活をさぼるなんて言うとは思わなくて、驚いた私は固まってしまった。

「明日!
さぼろう。
俺は家の用事、森宮はどうする?」

「いいんですか!?
私はいてもいなくてもあまり変わりません
けど、奏先輩、部長ですよ?」

みんな、困るんじゃ…

「大丈夫。
1日くらい、茜が何とかするよ。」

そっか、茜先輩がいる。

やっぱり、奏先輩、茜先輩を信頼してるんだな…

「じゃあ、私も家の用事ということで… 」

「決まり!
じゃあ、明日、駅で待ち合わせでいい?」

「はい。」

「じゃあ、8時に改札前で待ってる。」

「はい!」

ふふふっ

すっごく楽しみ。

遊園地なんて、何年振り?

小学校の低学年の頃に家族で行ったきりだから、5〜6年振りかも。