私は、メールを終えると、夕食を取りに下へ下りる。

「ふふっ
美音、幸せそうね〜。」

母が私の顔を見るなり笑う。

「え? 何が?」

何を突然。変なお母さん。

「美音、にこにこが止まらないって顔
してるわよ。
さぞかし、勉強も捗ることでしょうね。」

え、私、笑ってる!?

全然そんなつもりなかった。

さっき、奏先輩とメールしてたから?

恥ずかしくなった私は、

「別にそんなことないもん。」

とごまかした。