白球と最後の夏~クローバーの約束~

 
でもね、稜ちゃん・・・・。

わたしは、その券を使う日は来ないと思うんだ。


だってあれって、関係がちょっと気まずくなったときにくれたものでしょう?

わたしね、稜ちゃんとケンカをしない自信があるんだ。

いつも2人でニコニコ笑っていられる自信、たっぷりあるんだ。

だから、あの券は、わたしの机の一番奥にしまっておくことにするよ・・・・。

大事に大事に、ずーっとしまっておくことにするんだ。


思い出すことはある。

だけど、絶対に使わない。

わたしはそう決めているんだ。


・・・・でも、稜ちゃんには内緒にしてあるんだけどね。