白球と最後の夏~クローバーの約束~

 
それだけで十分すぎるくらい恥ずかしくて、まさに“開いた口がふさがらない”状態。

なのに・・・・。


「百合〜っ!おめでとう〜!長谷部君のラブ・ゲッチュ!」


岡田君の後ろからピョコンと顔を出したココちゃん。


「おぉ〜!やっとくっついたか、この2人」


ふむふむと満足気に頷きながら、そう言うのは笹本先生。


「見せつけやがって〜、稜〜!」

「ヒュー、ヒュー!」

「熱いねぇ〜!」


帰ったはずの部員たちも、ちゃっかり戻ってきていて。

冷やかしたり、ニヤニヤしたり、口笛を吹いたり・・・・。


告白や抱き合っていたときや・・・・キスしようとしていたところまで見られてたってこと!?

そんなバカな・・・・。

今なら地球の裏側まで穴を掘って行ける気がする。そして、そこに埋まりたい。


この衝撃は“目が点”になるなんてものじゃない!

顎が外れるってものじゃないよ!

・・・・あぁぁぁ、目の前が真っ白になっていく。

このまま死んじゃいそう。


「逃げるぞ、百合!」