わたしたちの最後の夏が
梅雨明けとともに
幕を開けた。


あの約束の行方を
見届けるのは
これが最後の夏になったね。


わたしはキミに
何かしてあげられたかな?


キミはわたしに
たくさんのものをくれたよ。


仲間、信じる心、
強く願う夢、希望、
けして諦めない気持ち。


それから・・・・
特大の誕生日プレゼント。


わたしはあの日を
一生忘れない。


キミと目指した甲子園、
いつしかそれは
仲間と目指す
甲子園にもなっていた。


野球の神様と、
四つ葉の神様と、
恋の神様と・・・・。


どの神様も
わたしたちに
味方してくれた
最高の夏。


キラキラ輝く宝石箱は
夏と一緒に開けられた───・・。