白球と最後の夏~クローバーの約束~

 
「稜ちゃんさ、前に言ってたんだよね。Cはあったほうがいい、って。わたし、限りなくAに近いBだし・・・・」

「ぶふっ・・・・!胸の大きさなんて関係ないよ!百合、真に受けてんの?」

「ぶー、本気で悩んでんのに」


ココちゃんに軽くあしらわれて、わたしは水風船みたいに小さくプクッと膨れた。


「ごめん、ごめん!でもさぁ、あれでしょ? 話振られて適当に答えただけなんでしょ?」

「それっぽかったけど・・・・でも、適当だから本音が出ることもあるじゃん」

「大丈夫だって!やきもち妬いてもらえたんだから、胸は二の次。要は中身よ!」

「っ・・・・!」


“やきもち”・・・・!

あれから考えないようにしていたのに、またここで蒸し返すココちゃん。

本当小悪魔ちゃんだよ。

みるみるうちに真っ赤になる顔。

この言葉、何回聞いても慣れそうにないや・・・・。


ココちゃんはそのあと、まだ平たい胸をじっと見るわたしにマッサージの仕方を教えてくれた。

人目もはばからず、Dはあろうかという胸をモミモミして・・・・。