白球と最後の夏~クローバーの約束~

 
手芸屋さんでの買い物はそれくらいで終わった。

あとは、お守りに『青雲』と入れる刺繍糸なんだけど・・・・。

部の予算も限られているから、それは手芸好きのお母さんのものを貸してもらうことにした。


そのあとは文房具屋さんへ。

千羽鶴用の折り紙とラミネートフィルムを買った。

千羽鶴もまた、夏の予選には欠かせない応援グッズ。毎年、新しく折った千羽鶴で甲子園への願懸けをする。

ラミネートのほうは、お守りに入れる四つ葉のクローバーをきれいに保存させるために使うんだ。

これから忙しくなるぞっ!

よしっ、頑張ろう!!





わたしの買い物が一段落したころには、お昼ご飯にちょうどいい時間帯になっていた。

わたしたちはレストラン街に行って、カフェで軽めのお昼ご飯を食べることにした。


「ねえ百合、そんなに気合い入れてて大丈夫なの?」


大きなサンドイッチを口いっぱいにほおばりながら、心配そうにココちゃんが聞く。


「ん? 大丈夫だよ?」


わたしはハンバーガーを食べながらのん気に答える。