【短編】メガネ

「あのね、今井さんみたいな人は、コウタくんにつりあわないの。」

うぁぁ。ずいぶんはっきり言ったね。

「あなた、コウタくんの彼女じゃないんでしよ?コウタくんも迷惑してるわ。」

「・・・・。」

「だから、もう近づかないで。」

「・・・・。」

「次近づいたら、どうなるかな?」

奈良さんは、私の肩を少し押して去っていった。

「.........。」

涙が出てきた。

本当は、全部分かってた。

自分は、コウタと“友達„ でいられる権利すらないんだ。

こんな地味なメガネ女子なんて。

きっと、コウタも『ウザイ』と思っていたんだ。

もう、やめよう。“友達„は。

コウタには.......

近づかない。