狼の愛したお姫様



「へぇ…ワケありかぁ。」


興味ありげに茶髪の男が呟き、俺は敬語の男によって立たされた。


「少し来てもらいます。」


歩く時も傷が痛かったけど、今振り払う力もない。


仕方なくついて行くと、どこかの倉庫の前に連れてこられた。



「ただいま〜」

「おう。おかえり遥、湊都…ってなんだそいつ?!血だらけじゃねぇか!」


「賢人さん、少し二階使いますね。」

「あ、あぁ…それはいいけど…」