狼の愛したお姫様



大体、理解出来た。


母さんは死んだのだと。



「………」


それからの俺は抜け殻状態だったと思う。




「冬真くん、少しでいいから食べて?それとね、退院したら叔母さんところに来なさい。ね?」


毎日毎日、叔母さんは来る。

そして毎日毎日毎日、同じ事を言って帰る。




「………」


──全てが嫌になっていた。


























「先生!306号室の水瀬 冬真くんがいません!!」