狼の愛したお姫様



なにが「ごめん」だ。


…なんで謝ってんの?



「…はっ、は、」


目が覚めると、薬品の匂いと真っ白な天井が目の前に広がっていた。



「目が覚めたみたいだね。」


そこには白衣を着た先生と、親戚とか見知った顔が何人かいた。



「冬真くん…」


叔母さんだ。

やっぱり母さんと似てるな……というか、





「母さん…は?」


そう聞くと、叔母さんは眉を寄せた。



「…冬真くん、今はゆっくり傷を治して。傷が癒えたら、話しましょう?」