狼の愛したお姫様



「遅い、な。」


台所に消えてからやがて30分にはなるか。


さすがに遅すぎる。
…さっきの事もあるし、少し見に行くか。





「…おい、なにして…───」



近づけば近づくほど、ガチャガチャとうるさい音は聞こえてた。




「何も、捨てることないだろ…」


俺が要らないと言った料理たちは流しに捨てられていて、女はずっとそれを眺めていた。



「ごめん、なさい…。すぐに、片付けますから…だから…」