狼の愛したお姫様



「…っうわ、」


…慣れない。

女がいる生活に。


「おはよう、ございます…」


気まづそうに挨拶をし、俺の前を通ってみんながいる部屋に向かった。



「叶望ちゃんおはよー!」

確か朔夜と同い年だっけかな。
だからか、あんなに仲良いのは。



「叶望、おはようございます。」


「朔夜、湊都、おはよう」




ふーん…もう呼び捨てにタメ語か。









…って、



「はぁ?!」


「朝からうるさいなぁ…どしたの冬真?」