狼の愛したお姫様



それからの僕は色んなものを手に入れた。


歴代最強の座、仲間、守るべき対象。


けど一つだけ手に入らなかったものはやっぱり、本当の愛だけだった。



遊びで愛しても、愛されても、相変わらず他人のモノを奪っても、それだけは満たされないものだった。




───そんな時に出会ったんだ。




その子との出会いは、まるで夜の裏の繁華街を思い出すようで。



つい声をかけていた。