狼の愛したお姫様



「椎野 姫那って女、知らないか?」


姫那、姫那……

確か彼氏いるって言ってた子にそんな名前の子いたな。



「…その顔は知ってるんだな。ぶっちゃけるとそれ俺の彼女だったわけ。」


…つい飲んでたおしるこがむせた。

いや、じゃあなんでこの賢人とかいう男は僕に感謝してるわけ?

なに、新手の変態?




「違ぇよ!なんだよ新手の変態って!」

あ。声に出してたんだ。



「…スミマセン。」


多分年上だろうから一応敬語で。




それにしても、本当になんなんだろうこの人。