「はぁ……程々にしてくださいね?後処理も面倒なので。」 ため息混じりの湊都の声なんか今の俺には届かなかった。 「決着がつかないとか言われてて、図に乗ってんじゃねぇぞ。」 それは先代の話であって、過去の話だ。 「俺は歴代最強の7代目を担う総長。…言ってる意味、わかるよね?」 東条が口を開く前に一発ぶん殴って、叶望を奪った。 「過去の栄光に縋ってんなよ、3代目。」 紅蓮が強かったのは2代目までだった。