狼の愛したお姫様



「じゃあ、指切りげんまんしよ?」


それも普通のじゃないやつ。
叶望、ビックリするだろうなぁ。


「ゆーびきーりげんまん、うーそつーいたーら…」


そこで止めると、何が来るのか分からずに考えている叶望が可愛かったりする。


…っと、続き続き。




「嘘ついたら、僕と結婚してもらおうかな〜?」

「…へ?」

「はい、指切った!」


一方的に終わらせると、やっぱり叶望の顔は真っ赤で。




「嘘ついてもつかなくても、ずっと一緒って事。」






…こんな事、したくなかったけど。



なんて本当のことは言わない。
叶望が、本当の事を言ってくれるまでは。





















「…ゆーびきーりげんまん……」






───君があまりに優しい嘘をつくから。







遥side end