狼の愛したお姫様




「叶望…」

何故かもう二度と会えないような、そんな気がしてた。


だから僕はもうこの手を離さない。



「絶対に…」


するりと抜けていく手を、ひたすらに見つめていた。




「…るか……?…はる……か…………!」