「さぁ…どこでしょう?」 バカにしたように笑う白髪の挑発に乗ったのは、平常心を保てていない遥だけだった。 「…っオレを殴るのはいいですけどねぇ、」 ニヤリと鼻血を出しながら、白髪はまた携帯を出した。 「オレを殴る度にお姫様がどうなるか……わかります?」 そう脅し文句を言われ、遥は手を止めた。 その瞬間遥は白髪の上から飛んだ。 「遥さん!!…テメェ…!!」 普段温厚な陸でさえも、ただでさえ仲のいい叶望が攫われてキレていたのに、尊敬する総長を蹴り飛ばされて堪忍袋の緒が切れたらしい。