狼の愛したお姫様



湊都side


朝から出かけて、現在時刻23時に帰宅した遥はイラついている。



「慣れないパソコンを使うからそうなるんです。調べ物はなんですか?」

「…ほっとけ。」



キーボードに手を出すと、その手は跳ね除けられた。

…相当お怒りで。
まぁ、理由は大体、叶望がいない時点でお察しだけど。



「遥、叶望は?」


それでも確かめるようにそれを聞く冬真は、遥を責めるように聞き立てた。