狼の愛したお姫様



「じゃあまたね叶望ちゃん!」

「うん、またね」


そしてあの男は夕暮れ、カラスがなく頃にお帰りになられましたとさ。


つかいつの間に、誰の許可得てちゃん付けしてんだよ。




「…ごめんね、みんな。」


申し訳なさそうにする叶望を見てまたあの男に殺意が湧く。

叶望にこんな顔させておいて、あいつはニッコニコだし。



「叶望は悪くないんですよ。…子供みたいに嫉妬してるこれが悪いんです。」


そう言って椅子に体育座りしてる僕の頭をつんつんとつつく湊都。

つまりは「これ」って僕の事か。