狼の愛したお姫様



「やっぱ放置するべきだったかなぁ、君は。」

「え〜?なんの事です?」


二人の間に火花が散ってるのが見える。

…なんか、険悪なモード?




「叶望、手出して」

「…うん?」

「…………」


冬真は私を呼んで、掴まれた手に無言で消毒をふりまくるし…。





「じゃあ今日のところは帰りますね。叶望さん、ありがとうございました!また後日お礼に来ますね〜」

そう言って手をぶんぶん振りながら、名前も知らない“白髪の男の人”は帰っていった。