狼の愛したお姫様



「お姉さん可愛いですね!モテるでしょ?」


突然の言葉に、ちょうど飲み物を飲んでいた冬真は吹き出し、遥はくるくる回っていた椅子から落ちた。

朔夜は目をぱちぱちさせながら恐る恐る遥を見てるし、湊都はやれやれといった表情。



「え、えと……」


当の本人は、言われ慣れてない言葉でおろおろしすぎている。



「遥さん抑えて抑えて!!」


遥の腰元に縋り付く朔夜を気にせずこっちに近づいてくる遥も気になるけど、私の手を掴んで離さないこの人も気になる。