狼の愛したお姫様



「私、簡単な手当てなら出来るよ?」

今までも自分の手当てをしてきたから、それくらいは出来る。


さすがに湊都みたいに上手くは出来ないけど、簡単なことなら…。



「ほんと?!さっすが僕の叶望♪」

「誰が遥のだ。…叶望、本当に大丈夫か?」


知らない男の人に触れるのは少しだけ怖いけど、怪我してる人を放置はできない。



「うん、大丈夫だよ。」


そうと決まればすぐ帰ろうと、また荷物を持ち私たちは倉庫へと歩き出した。