「兄さん!」景都の声で、顔を上げるともう日は沈みかかっていた。 「兄さん。此処にいたんだね。」景都の息は上がりほんの少しだけ、涙目だった。 「景都。どうした?」 「心配したんだよ。居なくなtちゃうんじゃないかなって…」 「ごめん。帰ろっか…」俺は景都の頭を撫でた。