兄さんの帰りが遅かった。 「奏悟兄さん。まだ、帰ってこないね。」と景都が言う。 「あぁ。」そう俺は言う。 「ちょっと、探してくる。」景都はそう言って、家を飛び出した。俺も、追いかけたかったが、夕食を作るため出ることができなかった。