「常盤くん!おはよう!」 水瀬はお墓参りをしたあの日から沢山話しかけてくれるようになった。 「おはよ、水瀬」 「ひよちゃ〜ん!おはよ〜!!!」 相変わらずうるさい陽菜が一緒で申し訳ないと思いつつ、 中学の時は女子の友達ができなくて悩んでた陽菜にも ようやく普通に話せる女友達ができたようで安心していた。 「少しは落ち着きというものを覚えられないのかしら」 なんて呆れた顔で言うのは佐野さん。 平和な日常が戻ってきた。