泡沫夢幻



「春だねぇ、駿」
と満足そうに笑う颯太の背中に指をつきさすと
いたい!暴力反対!と騒ぎ始める。

その様子を一部始終黙ってみていた水瀬に
「ほんと、朝からうるさくてごめんね」
と謝ると

「賑やかで楽しい!」
と笑顔を見せてくれた。



ガラガラッ

と音を立てて開いたドアから
担任が入ってきて、
朝のうるさかった教室は静寂に包まれた。