相変わらず騒がしい2人を横目に
「にぎやかでいいわね」
と安心したように笑顔を見せるよーママと2人でご飯の用意をしていた。


そんな俺はもちろん7月中にすべて終わらせた。

「さすが学年1位の天才駿くんの手料理はおいしいですな!」
耀が口いっぱいに詰め込んで満足そうな目で話す。

他愛のない話で盛り上がり、皆帰る時間になった。

陽菜と颯太も無事に全ての宿題を仕上げた。
「神様 仏様 駿様!」
なんて変なこと言ってたっけ。


俺は神でも仏でもねぇ。
独りぼっちのただの弱い奴だ。