泡沫夢幻



「そういえば…

あの子たちごめんねって何度も何度も口にしてた…」

彩音が思い出したようにそう呟いた。

その瞬間、ガラッと勢いよく保健室の扉が開き何人か人が入ってきた。

「あーちゃんっ!」
「理子ちゃん」

そして翼と春馬が叫ぶ。
気がつけば1限が終わり、10分間休憩が始まっていた。

「保健室の先生には話しておいたよ」
そう言ったのはとし。

「全部、としから聞いた。
彩音のことも、理子ちゃんのことも」
仁志が(珍しく)真剣な口調で続ける。



「みんな…私のせいでごめんなさい…」
神崎さんはそう言って声を上げて泣いた。