「うそ………」
何がなんだかわからない様子の神崎さんは頬を押さえながら未だなお怯えた表情でとしにしがみつく。
「あーちゃん、ごめんね…」
仁志から聞いて身体中傷だらけであることを知った翼は彩音の着ている体操服の袖を捲りみんなに見せつけるように、彩音を守るように肩を抱いて、
「皆が理子ちゃんを信じるかどうかは知らないけど
僕は仲間だから、姫だから、大切だから、
真実がどうであれあーちゃんを信じる。
あーちゃんを守るよ」
ぐるっと一周見回してそう宣言した。
神崎さんのそばにいる仁志と目が合い、
彩音と共に三歩前にいる翼とも目が合い、
そして隣にいる春馬とも目を合わせ全員でうなずく。
彩音はそんな翼を見て「ありがとう」と呟いた。



