「え?」 誰が発したのかはわからないが、 おそらく神崎さんの姿が見えている人たちは全員同じ感情を抱いたはずだ。 それは仁志の行動に対して、 ではなくて 「理子、ちゃん?」 神崎さんの近くにいた誰かが声を発する。 「っ、、やっぱり…な…」 仁志はそう言いながらコットンをみんなに見せるように高く掲げた。 神崎さんの顔からつい数秒前まであった傷はきれいさっぱり消えた。