急に倒れた彩音と共に私と仁志は幹部室で先に倉庫に来ていた春馬と翼から私たちが来るまでの出来事を教えてくれた。
意外と周りがよく見える仁志は倉庫に入ってすぐに翼を探し、タオルと温かい飲み物を用意するのを手伝ってもらったようだ。
幹部室にいるみんながそこに置かれたソファーですやすや眠る彩音を愛おしそうに見つめ、少しの沈黙が訪れる。
「としのやつ…」
張り詰めた緊張とも言える沈黙を破ったのはそう呟いた私ではない誰かが怒りと嘆きが混ざった声。
翼と春馬が教えてくれた話___
それは耳を疑いたくなるような内容だった。



