泡沫夢幻



私が高校2年になった頃、

私が所属していた飛龍は4代目になり

そして私は幹部になった。

最初は幹部4人と姫1人だった。

総長の山田 智之(ヤマダ トシユキ)。
彼は黒髪で、ピアスはつけていなかったが、身体には無数のピアス穴があった。
私や飛龍のみんなは彼を「とし」と呼んでいた。

これは後にとしが打ち明けたことによってわかったことだが、母親のストレス発散に開けられたものだという。

そしてとしの彼女が飛龍の姫、通称「龍姫」の藤野 彩音(フジノ アヤネ)。

2代目龍姫の凛さんの幼馴染みだそうで、この世界に足を踏み入れたのも凛さんについてきた先がここだったそう。
まだ下っ端になりたてだったとしとお互い惹かれ合って付き合ったそうだ。

としは3代目の時は幹部候補生ではなかった。
だけど、彩音と付き合ってから見違えるほどに強くなった。

守るものがあれば人は強くなる、
まさにとしはそれを実行した。