泡沫夢幻


【飛龍-ヒリュウ-】

それはある日突然、
東日本最大規模の勢力となった暴走族。

裏の世界でその名前を知らない者はいない。

表の世界では……
おそらく名は広く知れ渡っていた方なのだろう。

もちろん、いい意味で、だ。

クスリは言うまでもなく誰もしていなかったし、
中・高生は学校にきちんと通っていた。
成績にボーダーがあり、テスト期間にはみんな必死になって暑苦しい倉庫で勉強をした。

二輪や車も免許を取得した者だけが使用し、
法定速度はもちろん守っていた。

警察とは友好な関係を当時から今もなお築いているくらいだ。