泡沫夢幻



陽菜はイヤフォンをつけ、必死に直前の確認をしている。


颯太と野崎さんが2人でイチャイチャしてるのを遮るためかは知らないが、
「あーもうっ!あの2人なんなの?」
とテキストを開いて1限目の数学の勉強をしている隣の席の佐野さんはご立腹だ。


「なんであの子ボディータッチなんてしてんのよ」
「まあまあ抑えて抑えて」
「抑えられるかぁ!!!!」
いきなり立ち上がった佐野さんは陽菜の所へ行き
「陽菜!ここ教えて!」
と問題集をばんっ!と机に叩きつける。