泡沫夢幻


「遅いぞー駿!」
半泣きで迎えてくれたのは颯太。
きっと2人にまたうるさいとでも言われたのだろう。

「んー!いい匂い!!」
と背伸びをしながら言ったのは陽菜。

「常盤くん、ありがとう」
満面の笑みでそう言い、机の上の消しカスを掃除しているのは水瀬。

なかなかにカオスだな、ここ。



「「「いっただきまーす!」」」

みんな相当集中してお腹が空いていたのか、
あっという間に焼いた全てのホットケーキが消えた。

水瀬もおじいさんやおばあさんのように泣いてしまうのではないかと思っていたが、
笑顔で食べてくれたのでひとまず安心した。