「妹のままは…やだ…ゆうくんがいい」

小さい身体がギュッと俺を抱きしめた。


陽葵の冷たい身体に、また胸が痛む。


「ゆうくんと幸せになりたいっ……」


陽葵はそこまで言ってくれるのか?

悲しませたのに…。


「後悔しない?」

「絶対しない…!」


再び陽葵の身体を強く抱きしめた。


「そんな願いならいくらでも叶えてやる」