というわけで、私は和弥の後ろに乗った。



「和弥、女嫌いなのに迎えに来てくれてありがと」



私はぽつりと呟いた。バイクの音で聞こえないかと思っていたが、和弥はちゃんと拾ってくれたようで、



「んー」



適当だが返事をしてくれた。



「コンビニ寄っていい?」



私は尋ねた。隣では、ひゅうがのバイクに凛花ちゃんが乗っている。



そのひゅうがの表情が、いつもよりずっと和らいでいた。



それを…見たくなかった。



「分かった。



ひゅうがー、オレらコンビニ寄る」



と、和弥は隣のひゅうがに言ってくれた。